卓上にも涼しさを 〜 今時の冷風扇レビュー

冷風扇 LED点灯画像
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これまで使っていたクリップ式扇風機の存在感が大きくなって来たので、一旦ダイソーのUSB扇風機で代用していたのですが、いよいよ夏を迎えるにあたって、もう少し効果的な涼風が欲しくなり、Amazonでお勧めされていた冷風扇を導入したので、ちょっとその感想などを記しておきたいと思います。

目次

冷風扇とは

みなさんは冷風扇ってご存知でしょうか?
ごく簡単に言うと、気化熱を利用して、より冷たいと感じる風を送り出す扇風機です。

筆者が貧乏学生から社会人になった頃、まだ高価だったエアコンを買うかどうか迷っていた時に(もう数十年前)、通販雑誌とかで見て気になり少し調べていました。
当時、家電ショップなどの店頭では扱っていない、マイナーな扱いの商品でした。
タンクの水で浸した布状の物をモーターで回転させ、それに後ろからファンを当てて、湿気のある風を前面に出す構造の物が多かったと記憶しています。

ただ、今とは違って、ローテクだったため、冷風扇の前面に水が溜まるとか内部にカビが生えるなどの口コミが多く、購入までには至りませんでした。

扇風機の買い換え

18cmクリップ扇

かなり長くこの18cmクリップ扇を使用してきたのですが、卓上での存在感が気になってきたのと、電源スイッチが背面にあり、首振りしている状態でわざわざ手を背面に回して電源を切るのが億劫になってきたので、買い換える事にしました。

いったん、繋ぎのつもりでダイソーで買ってきた500円のUSB扇風機を使っていたのですが、これも電源スイッチが背面のため、Amazonで買ったUSBスイッチ付き延長ケーブルを接続して使っていました。

ダイソー扇風機画像

余談になりますが、最近USBを電源とする機器が増えて来ていますが、大体スイッチが不便なところにある物が多く、かと言ってUSBケーブルの抜き差しで電源を入れるのも煩わしいため、筆者はこの手の電源スイッチ付きUSB延長ケーブルを愛用しています。
USB機器の電源スイッチが物理的なOn/Offのスイッチであれば使用可能です。
(電源Onで常に初期化するようなスイッチはNGのようです)

この延長ケーブルをAmazonで探している際にお勧めされていた冷風扇、数十年でどれだけ進化しているのか気になって、購入してみる事にしました。

冷風扇レビュー

Amazon商品サイトには外寸が書いてあるので、予め想像はしていましたが、どうしても以前検討していた冷風扇が大型扇風機サイズだったので、イメージがそれに引きずられていたのでしょう、届いた箱を見た第一印象が思っていたよりも、かなり小さく感じました。

冷風扇外装箱画像

箱にF855とあるので、調べてみたところ購入した冷風扇の22年モデルの機種名のようです。
ただ、商品サイトで22年モデルと23年モデルのスペックを比較してみましたが、特に違いは見当たりませんでした。

本機は充電タイプとなっています。
サイズがコンパクトで、PCデスクや食卓などの卓上利用に向いているので、コンセントの有無に設置場所を左右されないと言う意味からも、充電式が向いていますね。

まずは充電を行います。
USBは Type-Cで、汎用性が高くGoodです。
USBの差し込み口は背面にあって、その隣に電源スイッチがあります。

冷風扇背面画像


マニュアルには、入力電圧/電流:DC 5V/1.5Aとあるのですが、別の箇所には 「DC 5V/1A以上のUSB機器で充電しない。」との記載もあります…
2V以上の急速充電には対応していないのだろうと推測しています(汗)

バッテリー状況が%表示されるのは、充電・消費共にあとどれくらいなのかが解って良いですね。
残量が1%以上であれば、充電しながらでも使用可能です。
充電時は1%毎リニアに増えていくようですが、使用時のバッテリー残量は40%を下回ると急に数%毎に減るようなので、意識しておく必要があります。
まるで昔の車の燃料計のようです(笑)
(昔の車の燃料計は機械式のため、タンクが空に近くなると、車の傾きによって残量が増えたり減ったりしていた)

冷風扇バッテリー量 画像

上面のボタン2つの内、向かって左側が風量、首振り、LEDの3つの機能、右側がミストの機能を割り振られています。
左側のボタンは、軽く押すと、風量弱、風量中、風量強、送風停止、となり、長押しで首振りのOn/Off、ダブルクリックでLEDのOn/Offとなっていますが、ちょっと一つのボタンに機能を持たせ過ぎですね。。
風量弱の状態で送風を停止しようと、小刻みに3回押すと、ダブルクリックと見なされてLEDが点灯してしまいます…
コストダウンのためなのでしょうが、全く役割が異なるので、ボタンを別けた方が良い気がします。

冷風扇上部画像

LEDは7色が順に点灯するようになっています。

冷風扇 LED点灯画像

体感として、ダイソーのUSB扇風機の風量と、本機の弱と中の間くらいが同程度の印象です。

冷風扇とUSB扇風機 画像

給水口が上部になっているので、使用中でも水を足す事が出来ます。

冷風扇 給水タンク 画像

ミストのボタンは1回押すと連続運転、2回押すと間欠運転となっています。
で、最も肝心なミストの気化熱による冷却効果ですが、確かに体感的にひんやりとは感じますが、具体的に温度を下げるところまでは出ていないようです。

冷風扇と温度計 画像

温度計で計測してみましたが気温には変化ありませんでした…
ミストがかなり細かく、水量も少ないので、ミストの噴出口で気温を計るくらいでないと、変化しないのではと思います。
逆に言うと、ミストが溜まって机上で水滴になるような事はなさそうです。

本機にはミニ製氷皿が付属していて、これで作った氷を給水タンクに入れると、よりミストの温度が下がる事になるそうですが、あまりに氷が小さ過ぎて(約7mm角程度のサイズ)、給水タンクの水に浮かべた途端、あっと言う間に溶けてしまいます(笑)

ミニ製氷皿画像

都度氷を作るのも面倒なので、筆者は個人的に冷凍庫に沢山ある保冷剤を給水タンクに入れて使っています。
これであれば冷やすのも使うのも氷に比べて楽です。

給水タンク 保冷剤画像

他類似機種を見ていると、タイマー機能を持ったものもありますが、卓上利用に向いた本機の性質からすると、特に必要ない気はします。
同じく、他類似機種と比べると直線基調のデザインはすっきりしていると感じます。

まとめ

初めて購入した冷風扇となりますが、首が回る事もあって、電源ケーブルを気にしなくて良い卓上利用として、使い勝手は良いと感じました。
ミストがスプリンクラーの水滴のような大きさではないので、当たってもひんやりとするほどではありませんが、保冷剤と併用すると気持ち的に涼しい感じはあります。
実売5000~6000円程度のようですが、これから夏本番を迎えて暑くなるタイミングで、お試しされてみても良いかも知れません。

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この記事を書いた人

ITの世界の片隅で過ごして早30年になりますが、この20年近くはほぼマネジメントしてます。
興味の幅は浅く広く、一旦興味を持ったらかなり深く追及するタイプです。
現在過去未来の由無し事をゆるりと書き連ねたいと思ってます。

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